慰謝料請求のいろいろな方法
慰謝料請求のいろいろな方法
旦那が不倫をしている証拠を掴んだ!
その晩旦那を問い詰めると旦那は謝罪
まぁ正直に謝ったんだから旦那は許してあげるけど浮気相手は絶対許せない!
でも慰謝料って浮気相手にだけでも請求って出来るの?
そんな方の為に
今回は慰謝料請求のいろいろなご方法をご紹介致します。
1.慰謝料請求は誰に出来るの⁉︎
あなたの旦那が不倫をしていた場合
証拠もきちんとそろい慰謝料請求ができる要件がそろっているのであれば、不倫した旦那と浮気相手のどちらにも慰謝料請求はできます。
請求の仕方として、
①旦那だけに慰謝料全額請求
②両者に半分づつ慰謝料請求
③浮気相手だけに慰謝料全額請求
をする事が出来ます。
不倫の慰謝料請求は証拠があり請求出来る状態であれば不倫の被害者にとっては有利な法律になっております。
2慰謝料を相手にだけする場合
離婚したくないので旦那には慰謝料請求しないで浮気相手にだけ慰謝料請求したい!
とよくご相談されます。
慰謝料を相手にだけ全額請求する事は出来ます。
あなたの旦那が浮気をしておりそれが原因で離婚をした場合、離婚協議や離婚調停の時に旦那に慰謝料請求をせずに旦那と慰謝料請求しないと合意をしたとしても浮気相手に慰謝料請求出来なくなる訳ではありません。
旦那に慰謝料請求を免除したからと言って浮気相手には影響はありません。
なので慰謝料が300万円だった場合相手に300万円全額請求は出来ます。
これは平成6年に判例があります。
ただしこの場合問題が1つあります。
浮気相手が慰謝料をあなたに支払った後にあなたの旦那に対して浮気相手が払った半分の請求をされる事があります。
ですのであなたと旦那が離婚をしない場合ですと慰謝料全額請求はおすすめ出来ません。
3最後に
不倫が原因離婚する場合でも離婚をしない場合でも慰謝料請求は出来ます。
ですが離婚をしない場合ですと離婚をする場合に比べ一般的には慰謝料金額は低額になります。
不倫によって離婚するまでの被害がなかったからそれほど
精神的苦痛を受けてない
と言う考えが慰謝料請求にはあるようです…
ですが人によっては離婚をするほど精神的苦痛を受けてないと言うわけではなく
どうしてもご家庭の事情や子供の事情や親族関係の事情の場合で離婚できない人もいます。
離婚をする場合と同じような精神的苦痛を受けている人も沢山います。
ただ精神的な苦痛に関しては旦那の長期間の不倫、頻繁な不倫によって精神的な苦痛を受けうつ病などの病気になってしまった場合や心療内科に通うようになってしまった場合は、必ず診断書を貰うようにして下さい。
慰謝料の算定には被害者の精神的苦痛の大きさがかなりの部分考慮されますのでその精神的苦痛の大きさを証明する為に非常に大事になります。
不倫行為は証明する事が難しいです。
ですが不倫行為を証明出来た場合請求する側は請求しやすくより慰謝料を得られやすい法律です。